ブロック統合を用いたFPGA回路の最小化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
FPGAには種々の実現法はあるが、一般にはkを実現できる関数の入力変数の最大値とすると、1つのブロックで実現できる関数は、(1)k入力関数を1つと関連するh(<k)入力関数を実現できる場合(最大入力数論理)と、(2)独立なh(<k)入力関数を実現できる場合(非最大入力数論理)の2通りとなる。一般には、できる限り最大入力数論理で実現し、そうならない場合には複数の関数を1つの論理ブロックに対応させることにより、論理ブロック数を減少させることができる。本稿では、許容関数を用いることにより上記の(1)や(2)の性質をうまく利用して、より高水準のブロック統合を行い、さらに論理ブロック数を減少させる手法を示す。特に、従来ほとんど設計に利用されてこなかった(1)の性質を考慮した関数分解による手法を提案している。また、論理関数の変更には協力なエラー補償手続きを用いている。最後に、本手法をMCNCベンチマーク回路に適用した結果を示し、本手法の有用性を検証した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-10-28
著者
関連論文
- 主記憶データベース向きのデータ構造の検討
- フラッシュメモリを利用する効率的なログ管理と回復処理の実現
- エラー補償手続きとブロック統合によるFPGA回路変換
- 論理回路の最適化及び仕様変更のためのエラー補償型トランスダクション法
- 多出力特性を利用したブロック統合によるFPGA回路最適化
- エラー補償手続きに基づくFPGA回路最適化手法
- FPGAブロックによる複数関数実現を利用したFPGA回路最適化
- 拡張許容関数集合を用いたトランスダクション法の改良
- ブロック統合を用いたFPGA回路の最小化
- ブロック統合を用いたFPGA回路の最小化
- 部分回路抽出によるトランスダクション法の大規模回路への応用
- エラー補償に基づく表参照型FPGA回路設計手法
- FPGA回路向けトランスダクション法の拡張
- 内部論理補償と入力補償によるFPGA回路設計