SSA形式を中間言語とするコンパイラの属性文法による定式化と開発(<特集>一般発表)

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概要

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コンパイラを形式的な記述から自動生成する研究は、昔から行われてきたが、バックエンド、特に最適化器に関しては、実用段階に至っていない。そこで我々は、コンパイラの全フェーズを属性文法によって定式化する試みとして、Cmmコンパイラ〔1〕の開発を行ってきた。本コンパイラは、中間言語にSSA形式(Static Single Assignment Form)を採用している。SSA形式は、データフロー解析を簡単化するため、最適化に適した中間言語として注目されているが、その解析手法のほとんどが手続き的に記述されており、記述性、読解性などがよくなかった。我々は、ふつう手続き的に書かれるSSA上の最適化アルゴリズムを属性文法で定式化し、コンパイラを作成した。〔1〕では、最適化器の一部、レジスタ割付、コード生成器に問題があり、良質のコードを出せなかった。本研究では、これらの問題点を解決し、良質なコードを生成できることを確認した。
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-03-23

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