サウンド・インスタレーション『夏ノ響キ』 : その内容とシステム
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概要
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サウンド・インスタレーション『夏ノ響キ』は、風鈴とうちわによって表現される夏の風物詩をテーマとした作品である。この作品は、風鈴とうちわによって連想される「涼しさ」から着想を得たものであり、「うちわを扇ぐ」ことによって「風鈴が鳴る」装置である。日常にある風鈴やうちわの素材をそのまま活かし、両者の間をデジタル化することで、両者のそのものの持つ特質を失うことなく、日常にはない新たな関係を創り表現している。本稿では、この作品のコンセプトやシステムを解説するとともに、インタラクティブアートの表現の新たな可能性について考察を行う。
- 2004-03-04
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