もの音によるサウンド・パフォーマンスのための演奏装置の設計
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概要
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本稿では、もの音を用いた演奏装置の提案を行う。もの音は物理的な世界との関わりを深く持っており、音の本来的な、様々なことを想起させる力を持っている。音のこのような性質は今まであまり顧みられず、電子的な楽器に代表されるように、音とその物質的な側面は分離されてきた。そこには「いまここで、音が鳴っている」という実感は失われている。本稿では、物理的な「できごと」とそこから生起する「もの音」の関係を活かし、また物理的な実体としてのモノが持つ大きさ・形状などによって生まれるリズム、突発的な変化をそのまま取り入れることによって、もの音の特質を活かすことのできる演奏装置を提案する。
- 2003-12-21
著者
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