ホスホン酸ジエチル-硝酸鉄(III)により得られた鉄(II)化合物を用いる1-ナフトールの吸光光度定量
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概要
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ホスホン酸ジエチルと硝酸鉄(III)とをアセトニトリル溶媒中で反応させて, 新規の鉄(II)化合物, (2-)-o, o′-ホスホン酸エチル-μ-エチル-リン酸鉄(II)を得た.本化合物は1-ナフトールと反応して紫色(λ_<max> 510nm)を呈するので, この発色を利用した1-ナフトールの吸光光度定量の基礎的条件を確立した.1-ナフトール濃度が2∿10mg/lの範囲で吸光度との間に直線関係が成立した.最適pH領域は2.0∿3.5で, モル吸光係数は1.46×10^3lmol^<-1> cm^<-1>であった.フェノール及び2-ナフトールの共存は1-ナフトール100倍量まで許容された.フェノール及び2-ナフトールのモノ置換化合物は1-ナフトールと同量まで許容された.この結果を基に1-ナフトールと2-ナフトール混合物中の1-ナフトールの定量についても検討した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2005-04-05
著者
-
石川 徳久
中部大学工学部応用化学科
-
石川 徳久
応用化学科
-
盛 秀彦
中部大学工学部工業化学科
-
宮内 俊幸
中部大学工学部応用化学科
-
田中 渥夫
中部大学工学部応用化学科
-
盛 秀彦
中部大学工学部応用化学科
-
魚江 康輔
中部大学工学部応用化学科
-
石川 徳久
Department Of Applied Chemistry Memoirs Of College Of Engineering Chubu University
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