血清中グルコースのバイオクーロメトリー(<特集>バイオアナリティカルケミストリー)
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概要
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β-D-グルコースオキシダーセ(GOD),ペルオキシダーゼ(PO)及びメディエーター{ヘキサシアノ鉄(II)酸イオン}を含む電解液を含浸させたカーボンフェルト電極を用いる定電位電量分析法により血清中グルコースを選択的に測定した.本法の原理は,GODの触媒作用によりグルコースから生成した過酸化水素が,ヘキサシアノ鉄(II)酸イオンを酸化して生成するヘキサシアノ鉄(III)酸イオンの完全電解還元に要した電気量からグルコース濃度を算出する方法に基づいている.グルコースの電流効率はpH5.6,22℃で64℃であり,測定時間は約1分,そして相対標準偏差は2%以下であった.本法で求めたヒト,ウマ,そしてウシ血清中グルコース濃度は比色分析法で求めた値とそれぞれ良く一致した.電解液中の酵素は10日間安定であり,同一電解液を用いて1000回繰り返し測定が可能であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-11-05
著者
-
内山 俊一
埼玉工業大学工学部応用化学科
-
内山 俊一
埼玉工業大学工学部応用化学科:埼玉工業大学大学院工学研究科物質科学工学専攻
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内山 俊一
埼玉工業大学工学部
-
浜本 修
三井造船株式会社
-
鈴木 周一
埼玉工業大学工学部環境工学科
-
加藤 賢
埼玉工業大学工学部環境工学科
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浜本 修
三井造船(株)干葉研究所
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鈴木 周一
埼玉工業大学副学長
-
鈴木 周一
埼玉工大
-
内山 俊一
埼玉工業大学大学院工学研究科物質科学工学専攻
-
内山 俊一
埼玉工業大学
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