ポストカラム発色・イオンクロマトグラフィーによるヒト血しょう及び輸液剤中のカルシウム及びマグネシウムイオンの定量
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概要
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血液試料,電解質輸液剤など多成分系試料中の微量カルシウム及びマグネシウムイオンを測定するため,ポストカラム発色・イオンクロマトグラフィー(IC)による定量法を検討した.通常のIC装置を用いて,エチレンジアミン-酒石酸混液を移動相としてカラム分離,電気伝導度検出(CD)の後,溶出液にネオトリン試薬を用いるポストカラム法を導入し,CDと可視吸光度検出法の2法を比較した.その結果,多量の共存成分により従来のCD法では適用できなかった試料についても,可視吸光度検出法では前処理を要せずに,極めて選択的に,かつ精度よく分離定量することができた.本法をヒト血しょう中の定量並びに電解質輸液剤の品質試験に適用し,好結果を得た.
- 1986-01-05
著者
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長島 潜
(株)科学技術研究所
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長島 潜
三共(株)分析代謝研究所
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長島 潜
Analytical And Metabolic Research Laboratories Sankyo Co. Ltd.
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