高速液体クロマトグラフィーによる水中の直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸塩の迅速定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
水中の直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)を塩化ナトリウムの共存下でメチルイソブチルケトン(MIBK)に抽出し, MIBK相のLASを高速液体クロマトグラフ(HPLC)により定量した.カラムは日本分光ファインパックSIL-C_<18>を用い,溶離液は80%エタノールを使用した.200*g以下のLASを含む1w/v %塩化ナトリウム溶液(pH 9以上)100mlと10mlのMIBKを振り混ぜ,約10分間静置後.MIBK相5*lをHPLC装置に注入した.LAS濃度0.25ppmの試料に対する変動係数は2.3%で,定量下限は0.05 ppmであった.本法の回収率は河川水で(91〜104)%,下水では(81〜87)%であった.
- 1982-02-05
著者
-
大崎 靖彦
福岡県衛生研究所
-
松枝 隆彦
Fukuoka Environmental Research Center
-
松枝 隆彦
福岡県衛生公害センター
-
大崎 靖彦
Fukuoka Environmental Research Center
-
重江 伸也
福岡県衛生公害センター
関連論文
- 食品中のソルビン酸の水蒸気蒸留による分離法について
- 活性炭による水中微量水銀の濃縮とゼーマン効果原子吸光分析
- 原子吸光法によるシアン化物イオンの間接定量
- 原子吸光法による水中の直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸塩の間接定量
- 炎光光度法による水中の陰イオン界面活性剤の間接定量
- オキシン処理活性炭による金属イオンの吸着挙動
- 高速液体クロマトグラフィーによる水中の直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸塩の迅速定量
- The Microbial Degradability of Aniline in River Water and an Attempt to Use the Level of the Biodegradability as an Indicator of Water Pollution
- 蛍光検出器を用いる高速液体クロマトグラフィーによる環境水及び工場排水中のアセトアルデヒド, アクロレイン, プロピオンアルデヒド及びクロトンアルデヒドの定量
- 飲料水中の化学物質の迅速分析法
- 電子捕獲型検出器を用いるガスクロマトグラフィーによる環境水及び工場排水中のo-,m-及びp-アミノフェノールの定量
- 福岡県の河川水の水銀濃度
- 溶出波ポーラログラフ法によるリン酸,硫酸中のアンチモンの定量