電位差滴定法によるウラン及びプルトニウムの逐次定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
(7.5〜50)%のンルトニウムを含むウラン-プルトニウム混合酸化物中のウラン及びプルトニウムを電位差滴定法を用いて逐次定量した.ウランとプルトニウムの混合酸化物を硝酸,フッ化水素酸に溶解し,硫酸白煙処理を行う.クロム(II)溶液を加えてウランとプルトニウムをそれぞれウラン(IV),プルトニウム(III)に還元した後,塩化カリウム-塩酸緩衝液5mlを加え水で30mlに希釈する.水酸化ナトリウム溶液を加えてpHを1.0〜1.5に調節した後,白金-飽和カロメル参照電極を浸し,溶液に残っているクロム(II)をクロム(III)に空気酸化する.窒素を通気して溶存酸素を除き,更に窒素通気を続けながら0.1M硫酸セリウム(IV)標準溶液でウラン(IV)を滴定する.ウランの終点に達したら0.02M硫酸セリウム(IV)標準溶液でプルトニウム(III)を滴定する.硫酸白煙処理後,1試料の滴定に要する時間は約30分である.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-12-10
著者
関連論文
- 電位差滴定法によるウラン及びプルトニウムの逐次定量
- 濃縮分離-ガスクロマトグラフ法による高純度ヘリウム中の微量不純物の定量
- 真空蒸留法によるナトリウム中の酸素の定量(ノート)
- ナトリウム中のこん跡ウランの定量 同位体希釈法と吸光光度法
- ナトリウム分析用グローブボックスの試作とその性能について(報文)
- 原子炉用ビスマス中の微量不純物の定量分光分析
- クロロホスホナゾIIIを用いるジルコニウムの抽出光度定量法
- プルトニウムと共存するウランの電位差滴定
- トリ-n-オクチルアミン抽出-銅スパーク法によるウラン中の微量希土類元素の定量
- MOS型電界効果トランジスタを使つたミクロホトメータ用増幅器
- 鉄中空陰極ランプの乾板較正への応用
- 原子吸光分析法によるナトリウム塩中の微量力リウムの定量
- 原子吸光光度計の試作
- 原子吸収スペクトル分析法によるウラン中のマグネシウムの定量
- 蒸留分離-電量滴定法によるナトリウム,ウランおよびそれらの化合物中の塩素の定量
- 真空蒸留法によるナトリウム中の酸素の定量
- ナトリウム中のこん跡ウランの定量 : 同位体希釈法と吸光光度法
- ナトリウム分析用グローブボックスの試作とその性能について
- 原子炉用ビスマス中の微量不純物の定量分光分析
- 蒸留分離-電位差滴定法によるジルコニウム,ジルカロイ中の塩素の定量
- 水銀(II)-ジフェニルカルバゾン抽出光度法による金属ナトリウム中の塩素の定量
- アマルガム法によるナトリウム中の酸素の定量 : 特にから試験について
- 2発光分光分析
- プルトニウム中のアルミニウムおよび鉄の同時定量
- カルボキシアルセナゾによるトリウムの吸光光度定量
- オキシン抽出分離-アルセナゾ III 光度法による微量ウランの定量
- 真空加熱法による自動水素分析装置の試作
- X線螢光分析法によるモナズ砂石中の酸化トリウムの定量法
- ウラン中のコン跡ホウ素の分光分析
- 光学スペクトル法による同位体比の測定