水銀(II)-ジフェニルカルバゾン抽出光度法による金属ナトリウム中の塩素の定量
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概要
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金属ナトリウム中1ppmまでの塩素を定量するため,水銀(II)-ジフェニルカルバゾン抽出光度法について検討を行なった.金属ナトリウムを水蒸気で分解し硝酸で中和したのち,水銀(II)および臭化カリウム溶液を加える.pHを3に調節したのちこの溶液を分液漏斗に移す.ついでベンゼンとジフェニルカルバゾンエタノール溶液を加え,水銀(II)-ジブェニルカルバゾン錯体をベンゼンに抽出する.のちベンゼン相の吸光度を測定し,吸光度の減少値から塩素量を求める.本法では一般の金属不純物は妨害を与えないが,臭素4μg,ヨウ素13μg以上が存在すると正の誤差を与える.また本法は電量滴定法とほぼ一致した分析結果を示す.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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