真空加熱法による自動水素分析装置の試作
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概要
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真空加熱法は高真空中で試料を黒鉛るつぼ中で加熱し,水素を水素ガスとして抽出する方法である.この場合抽出ガスの大部分が水素であり,抽出ガスの全量を水素として測定することができる.この特徴をいかして自動水素分析装置を試作した.<BR>この装置は自動試料投入装置,二方および三方ガラス製電磁弁,水銀拡散ポンプ,デカトロンスケーラーで表示できるマクラウドゲージ,ホトトランジスターで制御したテプラーポンプなどの主要部品から構成されている.<BR>金属ウランを用いて本装置により水素を定量したところ,2.0ppm程度の水素が標準偏差±0.3ppmで定量できた.この結果はNRC真空ガス分析装置で得られた結果とよい一致を示した.<BR>ガス抽出時間および排気時間をおのおの5分間としたときの1試料の分析所要時間は15分であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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