含水酸化チタン含有ゲルを用いるウラン(VI)のクロマトグラフ分離
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概要
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含水酸化チタンを含むポリアクリルアミトゲル粒子を用いて,ウラン(VI)と他の各種金属イオンとの分離について検討した.この粒子を充てんしたカラム内に吸着したウラン(VI)は0.1M炭酸ナトリウムを,ニッケル(II),鉄(III)は(0.1〜0.2)M塩酸溶液を用いて,それぞれ溶離し,金属イオンを吸光光度法によって定量した.この結果,ウラン(VI)とバリウム(II),ランタン(III)との分離は困難であったが,ウラン(VI)と鉄(III),ニッケル(II)との分離は可能であった.試料50ml中のウラン(VI)93μgに対し,ニッケル(II)194μg,鉄(III)184μgが共存してもウラン(VI)は90%以上分離回収することができた.
- 1977-03-05
著者
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小嶋 健博
岡山理科大学理学部臨床生命科学科
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小嶋 健博
岡山理科大学理学部化学科
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重宮 康正
岡山理科大学理学部化学科
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品川 睦明
大阪大学工学部原子力工学科
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品川 睦明
松下電子工業
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品川 睦明
大阪大学工学部
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