コバルト-60を用いるコバルトの微量クーロメトリー : 放射能ポーラログラフィー(第2報)
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概要
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本研究では,数種の微小電極を用い,陰極析出物の放射能強度の測定によるクーロメトリーを検討した.5×10<SUP>-3</SUP>F硝酸第二水銀,0.1F硝酸,103μc<SUP>60</SUP>Coを含む供試溶液(50m<I>l</I>)を使用した場合に,もっとも良好な結果が得られた.-1.5Vに陰極電位を固定して電解し,電解析出したコバルト量はコバルト-60のγ線をシンチレーションカウンターで測定することにより求めた.実験結果によると,電解析出したコバルトの重量および電極を流れた電気量はそれぞれ2.87×10<SUP>-8</SUP>g,0.94×10<SUP>-4</SUP>クーロンであり,これを用いて母液中のコバルト濃度の定量可能なことがわかった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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