ピアノ音楽自動演奏システムMUSE

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概要

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計算機制御による自動演奏は、楽器の制御技術の進歩に伴い近年ひろく試みられて来ている。その中で、人手による演奏の記録・編集・再現ではなく、楽譜記号またはそれにかわる記号情報の入力によって音楽を"自動的"に演奏させるいわゆるtyped music(以後この形の演奏を単に自動演奏と呼ぶことにする)は作曲・演奏の現代的な様式としてそれ自体興味のある領域であるとともに、音楽における芸術表現の問題を探るという視点から音楽芸術と音響学、心理学、情報科学等の間の境界領域の課題として好個の研究対象でもあると思われる。我々は音楽表出の要素である強弱法、緩急法、継切法(アーティキュレーションの訳語)を精密かつ自然な形で付与出来るピアノ音楽演奏のための自動演奏システムMUSE(Music in Symbolic Expression)を制作した。言語設計とシステムの概要を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

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