階層を考慮した外部端子割り付け手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、コンピュータの高速化への要求はますます高まっており、高速素子を搭載するプリント基板(PWB)においても、配線パターンによる遅延時間の影響がますます大きくなってきている。そこで遅延時間を短縮するために、PWB上で斜め配線や外部端子の最短割り付け等を行って配線長の短縮を図ってきた。しかしPWB単体では最適化が図られてきたものの、複数の階層を一括して見た場合には階層間でまだ改善の余地が残されていた。この問題を解決するために筆者らはVLSI等の外部端子割り付け時に、一階層上のレベルでの配置位置を計算にいれた外部端子割り付け手法を取り入れた。その結果、上位レベルを含めた仮想配線長の総和を約5%短縮できたので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
-
桑原 教雄
NECソフトウェア北陸
-
野村 稔
日本電気株式会社
-
桑原 教雄
日本電気(株)
-
中島 秦宏
日本電気(株)
-
野村 稔
日本電気(株)
-
小林 明
北陸日本電気ソフトウェア(株)
-
水沼 貞幸
北陸日本電気ソフトウェア(株)
関連論文
- PWBレイアウトシステムにおけるタイミングを考慮したクロストークチェック手法
- プリント基板レイアウトシステム(ALPHEUS)の対話型配線及び検証
- プリント基板レイアウトシステム(ALPHEUS)の自動配線
- プリント基板レイアウトシステム(ALPHEUS)の概要
- PLANET : 対話型ライブラリ編集機能 : LIBARTサブシステム
- ブロック内配線を考慮した遅延時間算出手法
- PLANET : PWBレイアウトシステム : システム概要
- 階層を考慮した外部端子割り付け手法
- 統合論理設計支援システムILOSにおける配置設計 : PLAC
- 故障シミュレータを用いたゲート/機能ブロック内部の故障絞り込み
- LSIにおける信号の動作タイミングを考慮したクロストーク検出手法
- 階層設計における遅延制約情報の自動算出手法