遺伝子スイッチを用いた人工化学系での時間リズムの創発
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概要
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一般に細胞は複数の遣伝子を持つが、それらは常にオン状態にあるわけではなく、「必要な時はオンに、不要な時はオフに」することにより、有限な物質資源を有効利用している。このオン/オフをもたらす仕組みは、遣伝子スイッチと呼ばれており、人間を含めた大部分の生物の示すサーカディアンリズム (遺伝子産物の約1日周期の量的変動) とよばれる現象にも遺伝子スイッチが関与していると考えられている。本稿では、人工的に設定された化学系において人工的な遭伝子スイッチを導入することにより、盲目的に動作する物質集団に量的リズム変動が創発したので、これを報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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