JavaAppletによるADF検証システムの実現
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概要
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情報基礎の将来は, プログラミング中心から問題分析・アルゴリズム中心ヘ移行すべきであり, プログラミング言語は将来的には現在のアセンプラ教育のような位置になることが予測される. 職業系以外の高校は特にその指向が重要であり, 職業系高校は実学指向からいけば今後もプログラミング能力が必要とされるだろう. しかしこの場合でも, アルゴリズム記述を主目標とし, プログラミングはアルゴリズム記述を計算機に移し変える過程のもの程度の認識に移行させる. すなわち, アルゴリズムを記述し、ターゲット言語プログラムに変換して, そのあと適切な微調整を実施して最終プログラムを得るというものである. その微調整作業のためにターゲット言語教育は必要になるが, 現在のようにそれをカリキュラムの中心にすえることがなくなるであろう. そこで, プログラム言語による記述の詳細を捨ててアルゴリズムのみの記述に専念できるような, 流れ図のレベルの記述形式ADF (Algorithm Description Format) が提案された. プログラム言語による記述は、すでにマシンの事情を人間に考慮させているレベルとなっている. 一方, 人間が真にエネルギーをそそぐべきレベルはアルゴリズム記述のレベルである. 種々の言語はそれぞれの問題領域と結ぴ付いている. この観点に立てば, その主張は再吟味される必要がある. 結局, さまざまな問題領域に依存しない真に処理手順を示す部分をアルゴリズム記述の範囲と考えるべきであろう.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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