LRパーサを用いた文字列置換アルゴリズム

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概要

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著者らは,これまで日本語文書の短縮法についての研究を行ってきた.著者らが提案している文書短縮法は,より少ない文字数で表現できる形態素列を短縮規則として定義し,文書中より短縮規則が適用できる部分を検索・置換することで実行される.しかし,短縮規則が増加すると文書中の特定部分で複数の短縮規則が適用でき一般的なストリング・パターン・マッチング手法では,適用可能な全ての短縮規則を検出できないという問題点が生じてきた.そこで,文脈依存文法の構文規則とこの短縮規則が類似し,また,文脈依存言語に対するLRパーサの還元動作と文書短縮のための置換動作が類似している点に着目して,バックトラックのない文字列置換アルゴリズムを提案する.本手法で得られた文字列置換マシンはバックトラックが不必要であるという特徴に加え,従来のコード最適化マシンにおいて不可能であったより良い規則の選択が可能となる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

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