知識表現モデルMERMにおける心理現象の一表現法
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概要
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MERM(MEntal Represntation Model)は,意味ネットワークのように実体間の関係に基づいた知識表現であり,心理現象と数量の表現を試みたものである.心理現象において,リコーリング(recalling)は言語に基づいた認識理論の開発に携わってきた者たちによって考えられてきた.Schankは,人間が文を内容で記憶している理由の弁明を彼のCD理論を用いて行った.Quillianは単純な概念をリコールするよりも,複雑な概念をリコールする方が時間がかかる理由を説明した.しかし,このリコーリングを知識で如何に表現するかは,難しい問題である.また,現実の状況上での行為は,時刻と直接関係して実行されるが,この時間経過に基づく知識表現も難しい問題である.本稿では,リコーリングに対して拡張(expansion),時間経過に対して継続(succession)の関係を導入し,知識に組み込む一手法を提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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