点灯源によるバンプマップ面上への影付け法
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概要
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光線追跡法は,陰影.反射,屈折を統一的に扱う代表的な手法であり,点光源による影は、「光線と物体との交点と点光源とを結ぶ線分が他の物体と交差するとその点の輝度にその光源からの寄与を加えない」という規則で求められる.このようにして得られる影表現は,ラジオシティ法などに比べ一種の自然さでは劣るものの,表現上の力強さという特徴がある.一方,パンプマッピングは,微少な表面形状を表現する為に,実際に表面の形を変えるのではなく,凹凸に応じて法線ベクトルのみを変化させる手法である.これによって,視覚的に表面の凹凸感が得られる.しかし,光線追跡法においと,パンプマッピング凹凸が表現された面上に,点光源からの物体の影を映すと,表面の凹凸感をまったく反映をず,影が浮いたように見える.これは,表面形状自体を考慮していないため,面上の交差点と光源との間の線分は,凹凸のない場合と変わらないからである.この場合,表面形状を直接孝慮した交点計算を行えばよいが,これでは一般に計算コストがかかりすぎる。そこで本研究では,光線追跡法において,パンプマップされた面上と影付けを,表面形状を考慮しつつ少ない計算コストで行う手法を提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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