フロー情報収集・活用のための知的検索システムFit : (1)コンセプト
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概要
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インターネットの普及により、NetNewsやWWWなどネットワーク経由でアクセス可能な情報が広く利用されるようになってきている。これらのうちには、新聞記事のように常に新しい情報が提供されるものも多い。こうした情報をフロー情報と呼ぶ。フロー情報の利用においては、従来の「必要が生じた時に文書データベースから検索する」という形態とは異なり、「継続的に新しい文書を収集する(収集フェーズ)とともに、必要な文書は保存しておいて後に活用する(活用フェーズ)」という形態が広く見られる。これにともない,検索システムも収集フェーズと活用フェーズを総合的に支援するものが必要である。継続的な情報収集を考えた場合、1)情報収集の目的が最初から明確であるとは限らない、2)収集の過程で情報に対する見方が変化する、という問題がある。我々は、情報に対する視点に着目し,視点に基づいてフロー情報の収集・活用を支援する知的検索システムFit(Flexible Information Tracking system)を開発している。本稿ではFitのコンセプトについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
-
大谷 紀子
キヤノン(株)情報メディア研究所
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池田 裕治
キヤノン(株)情報メディア研究所:(現)キヤノン(株)情報技術研究所
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上田 隆也
キャノン(株)情報メディア研究所
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柴田 昇吾
キヤノン(株)情報メディア研究所
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大谷 紀子
キャノン(株)情報メディア研究所
-
伊藤 史朗
キャノン(株)情報メディア研究所
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柴田 昇吾
キャノン(株)情報メディア研究所
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池田 裕治
キャノン(株)情報メディア研究所
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上田 隆也
キヤノン(株)情報メディア研究所:(現)キヤノン(株)情報技術研究所
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上田 隆也
キャノン(株)情報システム研究所
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伊藤 史朗
キヤノン(株)情報メディア研究所:(現)キヤノン(株)情報技術研究所
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池田 裕治
キャノン(株) 情報システム研究所
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柴田 昇吾
キャノン(株)情報システム研究所
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