分散情報源に対する情報エージェントのための事例に基づくフレームマッピング(ソフトウェアエージェントとその応用論文特集)
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概要
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分散情報源から情報を収集し統合して利用する情報エージェントでは, 情報源ごとのオントロジーの違いに対処しなければならない.構造化情報の提供形態としてよく利用されるフレーム形式において, 同じ属性を表現しているスロットを自動的に対処づける事例に基づくフレームマッピング(EBFM)を提案する.これは, 語いレベルで異なるオントロジーの自動統合方法である.EBFMでは, 異なる情報源において共通の対象を表現した事例を用いて, 概念的に対応するスロットを求める.異なるフレーム形式の情報の中から, 同一の対象を表現している事例を同定し, スロット値の類似を基に対応付けを行う.誤った同定と対応付けを防ぐため, 情報理論に基づいて算出するユニーク度と同クラス内での利用度を手掛かりに仮説を生成し, スロットの対応関係を導き出す.WWWに実在するフレーム形式の情報を人手で抽出し, 抽出したデータを用いて評価を行った.共通する事例が存在する場合、人手でスロットを対応づけた結果と比べて, 99%以上の適合率が得られ, 再現率は60%以上であった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-05-25
著者
-
池田 裕治
キヤノン(株)情報メディア研究所:(現)キヤノン(株)情報技術研究所
-
伊藤 史朗
キヤノン株式会社情報メディア研究所
-
上田 隆也
キヤノン株式会社情報メディア研究所
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池田 裕治
キヤノン株式会社情報メディア研究所
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上田 隆也
キヤノン(株)情報メディア研究所:(現)キヤノン(株)情報技術研究所
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伊藤 史朗
キヤノン(株)情報メディア研究所:(現)キヤノン(株)情報技術研究所
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