統合辞書における文型の記述
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概要
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IPA技術センターでは、動詞、形容詞、名詞の順に辞書を作成してきた経験によって、動詞や形容詞が形成する構文を記述することが、構文に現れるあらゆる品詞についての辞書記述の基本になる、という知見を得た。現在は、「単文」を基本として、単文についての情報を蓄積していき、そこからその単文に現れるさまざまな単語についての詳細情報を参照できるような、辞書の枠組みを作成中である。このような辞書の記述作業は、見出し語数を拡張するためにも効率良く行なう必要がある。そのため、あらかじめ決められた範囲の中から文型を選択できるようにしておくことが望ましい。本稿では、品詞ごとに異なっていた文型の記載方法の統一と作成した文型一覧について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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橋本 三奈子
情報処理振興事業協会(IPA) 技術センター
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桑畑 和佳子
情報処理振興事業協会(ipa)技術センター:(現)富士通株式会社
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桑畑 和佳子
情報処理振興事業協会
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橋本 三奈子
情報処理振興事業協会(ipa)技術センター:(現)富士通株式会社
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橋本 三奈子
情報処理振興事業協 技術セ
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青山 文啓
桜美林大学
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岡部 了也
上智大学
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斉藤 初江
情報処理振興事業協会(IPA)技術センター
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佐藤 幸子
情報処理振興事業協会(IPA)技術センター
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中川 建司
情報処理振興事業協会(IPA)技術センター
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山下 智弥
情報処理振興事業協会(IPA)技術センター
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青山 文啓
桜美林大学:情報処理振興事業協会(ipa)技術センターwg委員主査
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