SGMLを利用した情報共有とナビゲーションII : ナビゲーション
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概要
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情報共有化の研究調査の一例として,研究所内の毎月の研究報告(月報) を月報データベース内に蓄積し,ユーザの自由なときに検索・閲覧できる月報管理システムを試作している。月報作成者が〔作成者〕や〔年月度〕や〔項目〕などの簡易タグを付加した平文で月報を記載して,メールで月報管理システムに送ると,システムは,その平文をSGML形式に変換して蓄積する。ユーザ(月報閲覧者) が閲覧を要求したときに, SGML形式からHTML形式に変換してWWWブラウザ上で月報データを閲覧することができる。この月報管理システムを例に, HTML形式に変換の際にリンク付け表に従って関連情報への文書内リンクを動的に付加する機能や,数カ月分の月報から関連した内容をもつパラグラフだけを集めて表示する機能など,月報閲覧者が月報に関する関連情報や時系列情報を容易に得られるナビゲーション技術の開発をめざした。 以下では,月報データベースに特化して説明するが,これらの技術は任意の文書データベースにおいても適用可能と思われる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
-
松井 くにお
富士通研究所
-
泉 寛幸
富士通研究所マルチメディアシステム研究所
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泉 寛幸
(株)富士通研究所マルチメディアシステム研究所
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松井 くにお
(株)富士通研究所メディア統合研究部
-
松岡 秀達
(株)富士通研究所マルチメディアシステム研究所
-
松岡 秀達
富士通研究所メディア統合研究部
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