クラスタ間メモリ共有型アーキテクチャにおけるKL1処理系の考察

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並列推論マシンPIMでは、要素プロセッサやネットワーク・トポロジを異にする数種類のアーキテクチャが提案され、研究開発の途上にある。これらのマシンでは、およそ、メモリを共有する複数の要素プロセッサでひとつのクラスタを構成し、それら複数のクラスタがネットワークで結合されている。PIMの任意のふたつのクラスタ(A,Bとする)の間では、負荷分散のためのゴールの受渡しや値の参照/書き込みを行う必要があるが,その実現手段としては、下記の2通りの方法が考えられる。・クラスタAのプロセッサが、クラスタBのプロセッサにメッセージを送り、クラスタB内での処理を依頼する。(以下では、クラスタ間分散メモリ方式と呼ぶ)・クラスタAのプロセッサが、クラスタBの共有メモリに直接アクセスする。(以下では、クラスタ間共有メモリ方式と呼ぶ)PIMでは、これまでクラスタ間分散メモリ方式を前提に、並列論部型言語KL1用のハードウェア及び処理方式等が論じられてきた。本稿では、クラスタ間共有メモリ方式におけるKL1用ハ-ドウェア及び処理方式について考察を行う。なお、本研究は通産省第五世代コンピュータプロジェクトの一環として行った。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

クラスタ間メモリ共有型アーキテクチャにおけるKL1処理系の考察

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