Matrix Clustering : CRM向けの新しいデータマイニング手法
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概要
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ネットワークビジネスにおけるマーケティングでは, CRMが重要である, 本稿ではCRM向けの新しいデータマイニング手法としてmatrix clusteringを提案する.Matrix Clusteringでは2値行列の行や列を入れ替えることにより密な部分行列を抽出するが, この手法の高速化を目指してピンポン法と呼ぶ新しいアルゴリズムを開発した。ピンポン法では行と列の間でマーカ伝播を繰り返しながら枝刈りを行う。これにより大規模疎行列では行や列を入れ替える方法と比べて1万倍の高速化が達成され, さらに見つかる解の品質も優れていることを実験により確認した。また, Matrix ClusteringをWWWアクセスログ分析に応用し有効なクラスタの発見が可能であることを確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-10-06
著者
-
久保田 和人
新情報処理開発機構 並列応用東芝研究室
-
仲瀬 明彦
新情報処理開発機構 並列応用東芝研究室
-
小柳 滋
新情報処理開発機構 並列応用東芝研究室
-
仲瀬 明彦
(株)東芝総合研究所
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小柳 滋
新情報処理開発機構並列応用東芝研究室
-
仲瀬 明彦
株式会社東芝研究開発センター
-
久保田 和人
株式会社東芝研究開発センター
-
久保田 和人
新情報処理開発機構
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