Kappaにおける集合とその内部処理
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概要
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知識ベース管理システムKappa(Knowledge APPlication oriented Advanced database management system)は従来のデータベース管理システムに比べ、より自由なデータを表現するためにデータモデルとして非正規関係モデル(nested relational model)を採用している。更にこのモデルを用いた非正規関係を操作する処理で集合という概念を導入している。集合は検索の結果として返され、集合間の演算(積、和、差、否定)を行うことでより複雑な検索を非正規関係を実際に読むことなく処理できる。集合は集合要素と呼ばれる選択情報の集まりで、集合要素はレコードの識別番号(RID:Record IDentifier)と、繰り返しを持った属性の繰り返しを識別するサブレコード情報から成る。検索結果の読み出しは、集合要素とレコードの値とを対応付けることにより行う。本論文では集合をどのような構造で実現しているかについて述べた後、集合要素とレコードの値とを対応付ける処理の手順について述べる。
- 1991-02-25
著者
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金枝上 敦史
三菱電機(株) 情報技術総合研究所
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五十嵐 努
三菱電機東部コンピュータシステム(株)
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金枝上 敦史
三菱電機(株)
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河村 元夫
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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河村 元夫
Nec C&cメディア研究所 ヒューマンメディア研究所
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