データ分析支援ツール"DBSOLVER"(1) : 狙いと機能概要
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概要
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近年のコンピュータのダウンサイジングと、RDBの普及により、システムへの拡張性と透過性の要求が増加し、益々データ中心アプローチによるシステム開発が重要となってきている。このデータ中心アプローチのシステム開発において、システム化対象の業務に現れるデータをいかに分析・整理し、拡張性があり、ユーザに扱い易いデータベースを構築するかがポイントとなる。業務に現れるデータ項目名は不統一で大きなシステムでは数万もの名称が重複のあるままに出現する。データ分析ではこれらデータ項目名を標準化と正規化を繰返すことにより、データ項目間の関連およびデータ項目グループ間の関連を明確化してゆく。そして、データ項目の重複をなくし、データベースの論理構造を決める。しかし、従来データ分析は短期間の開発ではあまり実施されなかった。なぜならデータ分析には長い期間を必要とし、また分析のためのノウハウを必要とするため分析の専門家が必要であった。そこで短期間に分析でき、分析の専門家でなくても容易にデータ分析がおこなえることを目標にデータ分析支援ツール(DBSOLVER)を開発した。今回の発表では、DBSOLVERの狙いと機能概要、ツールを使ったデータ分析の流れ、ER図統合機能についておこなう。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
-
金枝上 敦史
三菱電機(株) 情報技術総合研究所
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萩原 正敏
三菱電機(株)情報システム研究所
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小林 博
三菱電機(株) 情報システム製作所
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金枝上 敦史
三菱電機(株)情報システム研究所
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金枝上 敦史
三菱電機(株)
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萩原 正敏
三菱電機(株)情報技術総合研究所
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宮崎 壽和
三菱電機(株)情報システム製作所
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近藤 了通
三菱電機(株)情報システム製作所
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