宣言的プログラムの理論に基づく型付き論理型言語
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概要
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従来から行われてきた型付きの計算は、以下のよう特徴付けられる方針で行われて来た。・型はデータとは区別された存在である。・型の計算とデータの計算は区別される。このため、型とデータの情報が混在したような計算を自然に記述することが難しく、また、それぞれの計算に対する理論をそれぞれ用意する必要があるので相互の関係をつかみにくくなり、理論的な明解さに欠けていた。そこで本研究では従来と異なる新しい立場から型付きの計算体系を構築することを試みる。それは以下のような全てを統合化し、単純で明解な計算体系を購築するという方針として示すことができる。・型とデータは対等で、区別されないものである。両者を計算対象として一つのものに統合する。・統合した計算対象の単一化(unify)のみを用いて計算を行なう。計算機構も一つに統合する。このように、計算の磯構としては計算対象同士の単一化のみを用いて計算を行うが、それを色々な側面から見ることにより、型の計算とかデータの計算などの意味付けがなされることになる。計算対象としても、その構造は単一のものが用いられるが、計算中の文脈によって型としての扱いを受けたりデータとしての扱いを受けたりする。本論文では、この統合された計算の機構を言語という形で示す。なお、利用者界面に関する議論は行わない。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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