フラクタル次元とエッジ情報を用いた領域成長法による画像のセグメンテーション

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概要

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画像のセグメンテーションに対しフラクタル次元を応用した事例は多くの研究者によって紹介され,その有効性が証明されてきた.ここでフラクタル次元は画像の濃淡面の荒さを特徴づけるパラメータとして使用される.しかし,異なる領域に対して同じ値が与えられてしまう場面は少なくなく,画像特徴量としてフラクタル次元だけを使用して自然画像を分割することは現実的ではない.一方で,画像の領域情報とエッジ情報を統合した手法が有効であることが報告されている.そこで本研究では画像のセグメンテーションにおいて,領域成長法にフラクタル次元とエッジ抽出法とを結合させた手法を提案する.エッジ情報を併用することにより,たとえ異なる領域が同じフラクタル次元を持っているとしても,それらの統合を妨げ,より良好なセグメンテーション結果を得ることができる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20

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