東京都立衛生研究所におけるLA化の試み
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概要
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東京都立衛生研究所毒性部は、食品添加物や医薬品等が生体にどのような影響を与えるかを検討することを目的として1970年に設立された。試験の実施に際しては、多数のラットやマウスなどの実験動物を用い、被験物質は3-5濃度段階、期間は2週間から3年におよぶものである。この間、それぞれの動物は全期間にわたり経時的に体重、摂餌量、摂水量が測定される。解剖時には臓器重量や胎盤、胎仔重量などか測定される。また血液検査、血清生化学検査、尿検査などの各種検査結果や剖検所見、病理組織所見、奇形の種類や発生数などの膨大な量のデータか得られる。これらのデータを収集、保存し、蓄積されたデータの統計解析や報告書作成を高い信頼性を以て迅速に処理するにはコンピュータシステムの構築が不可欠である。当毒性部においては1973年にミニコンを導入し、これまでに多くの毒性試験に活用してきたが、老朽化のため新しいシステムに更新することとなった。そこで更新に際してパーソナルコンピュータをLAN(LOCAL AREA NETWORK)で接続し、分散処理を基本にして毒性試験システムを中心とした毒性部情報管理システムを開発し、ラボラトリオートメーション(LA)化を進めることとなった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
-
市川 久次
東京都衛生研
-
市川 久次
東京都立衛生研究所 毒性
-
大橋 誠
東京都立衛生研究所
-
神谷 信行
東京都立衛生研究所・毒性部
-
大橋 誠
東京都衛研
-
佐々木 美枝子
東京都立衛生研究所毒性部病理研究科
-
神谷 信行
東京都立衛生研究所
-
市川 久次
東京都衛生研究所
-
佐々木 美枝子
東京都立衛生研究所
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