実世界データベース(2) : 生成・概念・表記法
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概要
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国や地方自治体では、社会・経済の現状把握や政策立案の基礎資料として、各種統計データを収集している。1988年には、統計データ収録管理用データベース(DB)の設計開発手法が佐藤により提案されている。統計データのような一次知識(primary knowledge : 外界に存在する対象を直接観測することによって得られる知識)は、調査対象および調査目的・調査結果の編集法や記録法などによって規定される。特に時系列データのように広範な展開規模を持つデータの場合、個別調査はその時点の断片的な情報を与えるにとどまる。したがって、各調査データを総合的に検討することにより得られる知識は、現状の方法に依存する限り生産することができない。本論文では、この制約を克服するための二次知識(secondary knowledge)の生成法、その結果生成する実世界DB(real world database)およびその表記法について論じる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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