並列オブジェクト指向トータルアーキテクチャA-NETの開発方針

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概要

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A-NET(Actors NETwork)は,並列オブジェクト指向モデルを核概念とし,応用分野,並列プログラミング言語とその実行を支援する計算機アーキテクチャ,さらに高並列計算機の各ノード上に置かれるOSなどを総合的に考慮したトータルアーキテクチャである.A-NETの開発目標は,以下の3点にまとめられる.1)高並列計算機上での実行を前提に,対象とする問題領域に内在する並列性をできるだけ自然に記述することができる並列処理記述言語を設計する.2)高並列計算機の構成要素として,VLSI指向の専用ノードプロセッサを開発する.3)ノードの構成をネットワークトポロジ独立とし,応用によって適するトポロジを選択できるようにする.本稿では,これらの目標に沿って設計・開発中の言語A-NETL,およびノードプロセッサの開発方針について述べる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-03-14

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