Datarolマシンの負荷制御方式

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概要

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データフローアーキテクチャでは、プログラムに内在する並列性を自然に抽出し実行する。また、同期、コンテクストスイッチやプロセスの状態遷移等はデータフローモデルのメカニズムの中で自然に行われるためオーバヘッドがほとんどないなど、並列処理にとって非常に魅力的な性質を持っている。しかし、プログラムが非常に高い並列度を示したとしても、計算機で処理可能な並列度には限りがあるため、それ以上の並列度は速度向上にはつながらずトークンキューなどの資源を浪費するだけでなく、最悪の場合は資源の枯渇のために実行不可能な状態に陥る。従って、無駄な並列性を抑制するための負荷制御機構が不可欠となる。本稿では、我々が開発を行っているDatarolプロセッサにおける負荷制御機構について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-09-04

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