番号案内における知識獲得の検討
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概要
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職業別電話帳を検索する際の一番の問題点は、検索のキーである職業分類の数が多く、職業分類自身の基準も曖昧なため、ユーザが適切な職業を選択できない点にある。筆者らはユーザがやりたいことを自然語でそのまま入力すれば、適切な職業分類を推論し、電話帳データベースを検索するシステムの研究を進めている。しかし、このようなシステムを構築する上での問題点は、職業・商品に関して膨大な量の知識が必要なことである。これらの知識をあらかじめすべて準備することは不可能である。そこで、未登録の商品が入力されたとき、ユーザに問い合わせることにより知識の獲得を行なう手法の検討を行なった。未登録の商品に対する説明の仕方には(1)言い替え(〜の一種)(2)機能を説明する(を〜するもの)(3)関連する状況を説明する(〜で使用するもの)(4)例示・比喩(〜のようなもの)などがある。本稿では(2)の場合の対処方法を中心に報告する。この場台は未登録の商品を別の商品と動詞の組み合せで説明することにより知識を追加できる。本手法は職業を商品と動詞で推論する手法を応用している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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