CCRにおけるロック方法に関する一考察
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概要
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OSIでは,分散処理指向のアプリケーションとして,TP(トランザクション処理)やRDA(遠隔データベースアクセス)の標準化が進められている.これらの分散アプリケーションの複数資源の更新制御のために2相コミットメントを採用したプロトコルとしてCCR(コミットメント,同時性及び回復制御)の標準化が進められている.CCRを用いたアプリケーションでは,同時に起こるトランザクション間で資源の独立性を保証するために排他制御をする必要がある.排他制御の一つに処理を行う貫源を確保(ロック)する方法があるが,ロックを行うタイミングは性能に影響を及ぼすと考えられる.そこで,ロックについて2つの方法を提案し,その特性をシミュレーション解析により求め,分散通信の設計に役立てる事とした.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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