社会情報データベースによる公文書の自動作成

概要

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公文書には、官報、公報、白書等がある。官報は、法律や省令の公布、政府関係人事の発令、各省庁の処令・公示事項などを公式に一般に知らせる広報手段であり、また白書は政府が国政の各分野の現状と課題をひとまとめにして報告書の形で広く国民に提示している。これらの文書は、社会情報から必要な事項のみ抽出して作成される。特に、地方自治体の各種年報を使用して定型文書中のブランクフォームに統計結果を挿入した形を取るものが多く、中に統計データを記入した表形式の文書は白書・年報として、また統計データと法令・条例の台帳情報を関連付けて作成した文書は行政指導文書等の一般公文書として利用される。この社会情報は、人に関する情報、土地に関する情報、設備に関する情報があり、従来から台帳管理されてきたが、個々の台帳間の情報の対応付けがなされてないことが多く、統計作業を行ううえでの作業負荷の原因となっていた。此の点を考慮して、本報告では高品質なDTP(Desk Top Publishing)システムと表形式でデータを管理する汎用リレ一ショナルデータベースシステムを応用した、公文書自動作成システム構築の検討について述べる。[figure]
1990-09-04