可逆的座標変換の並列性に関する考察
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概要
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著者は,[1],[2]において,有限固定精度の整数座標で表現された幾何データに対して,座標変換を可逆的に実行するアルゴリズムを提案した。この方法によれば,(1)直交座標系で表現された機何データに対しては,任意の等積アフィン変換(任意の剛体運動を含む)を[1],(2)同次座標系で表現された幾何データに対しては任意の射影変換を[2]可逆的に実行することができる。この可逆座楾変換アルゴリズムは同一の変換を多量のデータに対して施す場合に有効である。しかし,分解された変換行列の中で,一般の乗算を含む変換の数は,n次元の可逆変換の場合(n^2-1)個となる。従って,このままでは(n^2-1)ステップの演算が必要である。本稿では,可逆座標変換アルゴリズムの並列性を代数的に考察し,並列演算を許した場合に演算ステップ数を削減する方法を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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間瀬 健二
Nttヒューマンインタフェース研究所
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志沢 雅彦
(株)atr視聴覚機構研究所((株)atr人間情報通信研究所)
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志沢 雅彦
Nttヒューマンインタフェース研究所
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間瀬 健二
NTT技術情報センター
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