オブジェクト指向分散環境OZ++のコンフィギュレーション管理の設計

概要

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ソフトウェアをネットワーク上で共有することによって、再利用が促進されるという期待が持たれている。これまでにも優れた品質のソフトウェアが数多くネットワークを通じて提供されている。しかし、ソフトウェアは常に進化するので、バージョンの不整合や、互いに関連のないバッチが発生しやすく、利用上の支障になることが多い。OZ++は、分散オブジェクト指向プログラミング言語であるOZ++言語で記述されたプログラムをネットワーク上で実行できる環境である。OZ++は、ソフトウェアの共有を促進する枠組として設計されている。特に上述の問題は、コンパイル時に利用するクラスのインタフェースだけを定め、実行時にそれを実現している複数のバージョンから最もよいものが選ばれるようにすることで解決しようとしている。メソッドのコードはネットワークを通じて自動的に供給される。これにより、常に最新のバージョンが利用でき、ソフトウェアの進化に柔軟に対応できるようになる。しかし、ソフトウェアのデバッグ時や、動作の保証をするような場合に、バージョンが特定できないと不便なことがある。本稿では、この問題への対策について述ベる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-09-20

オブジェクト指向分散環境OZ++のコンフィギュレーション管理の設計

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