日本語文の経験則による2分木解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従来の構文解析では規則の集合を用いたルールベースドシステムが用いられてきたが、ルールベースドシステムには、全ての規則がない場合解析に失敗すること、局所的な構造を把握することはできるが文の大局的な構造が把握しにくいこと、膨大な規則が必要になること、などの問題点が挙げられる。本論文では、日本語言語の本来有している構文上の特徴である左下がり構造を生かし構文解析に積極的に利用する、2分木解析方法を提案する。この2分木構造は、文の大局的な係受けのスコープを示し、特定の文法による構文解析に利用される。これに関して、英語においては2分木解析の自動学習[1]が研究されている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
関連論文
- 日本語の用言機能語列での主観表現について
- 日本語の主観表現の機能的構造-主観述語-
- 日本語の主観表現の機能的構造-主観述語-
- 日本語の主観表現の機能的構造 : 客観文と主観文(日本語処理・文法)
- テキスト文からの多変量分析による語彙概念の分類
- 大局スタックを用いた依存構造の解析
- 提題機能を考慮した日本語文における依存構造の解析
- 日本語の基本係り受け構造をもとにした依存構造による解析
- モンゴル語の形態素の特徴とその解析
- 日本語文における2分木構造から依存構造の導出
- 日本語文の経験則による2分木解析
- 語意依存文法における語意項目の記述について
- ウエイト付きプロダクションシステム(WPS)について
- 知識表現を用いた動的な教育システム
- 格関係に基づく概念体系