知識表現を用いた動的な教育システム
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概要
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教育システムでは、教育の教材の作成が課題となっている。自然言語処理技術の進歩によって、文章として書かれたドキュメントから、知識を形式化することが可能になりつつある。知識の形式化は、情報処理に広い分野に大きなインパクトをもたらすが、とりわけ教育分野での計算機の利用の可能性の拡大に寄与する。知識表現に基づく教育システムについては、幾つかの報告があるが、高度な教育システムを目指した教育の戦略の知識、問題解決のための知識に焦点があてられている。本論文では、自然言語を理解した形式である意味表現を、教育のための知識と考え、その知識を用いて教育のための環境を動的に制御・管理する方式について紹介し、高校の化学の教科書の一部、ハイパーカードを用いて実験を行なった結果を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14