格関係に基づく概念体系
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概要
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概念体系の構築方法は大きく分けて、ボトム・アップに個々の語を分析していく方法とトップ・ダウンに抽象軸に分解する方法の2種が考えられる。EDRでは両方のアプローチについて概念体系の構築を進めているが、本稿では後者の方法に基づく概念体系について述べる。 概念体系の目的は、概念間の属性の継承によって概念記述(知識ベース)の抽象化を図り、概念の観点を明示し、概念に依存する格関係(関係子)の一貫性を保証することにある。この目的のために、本稿では、概念分解に基づいた概念の体系を提案し、この体系を用いて実際の多量の例文を人手で意味解析し、上記目的に有用であることを確認した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15