日本語の主観表現の機能的構造 : 客観文と主観文(日本語処理・文法)
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概要
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日本語は主観表現が豊かな言語と言われている。文脈や伝達意図の解析、言語間翻訳では、主観表現の役割が重要な働きを果たす。しかし、言語学では、モダリティとして議論されているが、その定義さえ明確ではない。ここでは、自然言語処理の観点から、新たな見解を与える。話し手やテンスに依らず、価値・真偽判断、心的状況、感情を含めたすべての主観の表現を主観表現とし、主観を含まない表現を客観表現とする。それぞれの表現は、述語を持つ独立な文であると見做し、主観文と客観文の関係について明らかにし、主観文の述語(主観述語)の分類・機能を分析する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-03-18
著者
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