日本語の主観表現の機能的構造-主観述語-
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概要
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文は、客観表現と主観表現からなるとする。この言語モデルでは、客観表現が文であると同様、主観表現も主観を表わす文であり、主観を表示する述語をもつ。主観述語と呼ぶ述語は、3 つのカテゴリーに分類され、それぞれに固有の格の構造を持つことが示される。文をそれぞれ独立な客観表現と主観表現に分けることで、構文の曖昧さを解決し、伝達意図の把握が可能になることも示す。そして、主観述語を考慮することで、自然言語処理の精密化を目指し、言語翻訳の高品質化や対話文脈でのモダリティとの関係に対して新たな見解を与える。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-05-14
著者
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