概念モデルに基づく概念記述の表現方法の一考察
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概要
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電子化辞書は日本語や英語といった言葉に依存した単語辞書とその言葉の間にある事実を知識ベースの形で表現した概念辞書から構成される。人間は言葉を理解するとき単に言葉に関する情報だけで理解しているわけではない.言葉が表している具体物や経験などから得られるイメージや事柄に関する知識(常識)を用いて理解していると考えられる。概念辞書はこの知識のうちの言語的な情報を計算機が利用できるような形式で保持する辞書である。本辞書は自然言語処理のために必須の知識ベースである.単語辞書は文法的情報と語がもつすべての概念に細分化される.概念記述は各概念について常識として成り立つ事実を記述する.事実は概念見出し間に成り立つ関係を与えることで言葉間の概念として記述される.機念辞書の中で概念体系は単語辞書で設定された概念見出し間を上位下位関係にしたがって構造化される.この上位下位関係は概念の持つ属性の継承関係を保証するものであり.概念記述の抽象化のために用いられる.本報告はこれらの辞書を包含しさらに種々の分野で用いられる常識ベースを構築するためのモデルの提案である.また記述データを検証するための支援システムについても述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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三輪 和弘
株式会社日本電子化辞書研究所
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三輪 和弘
(株)日本電子化辞書研究所
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塚田 康博
(株)日本電子化辞書研究所
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小寺 次夫
(株)日本電子化辞書研究所
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岸本 行生
シャープ株式会社応用システム研究所
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塚田 康博
シャープ株式会社応用システム研究所
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岸本 行生
(株)日本電子化辞書研究所
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Miyata Kazuyuki
(株)日本電子化辞書研究所
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