SUPER-SPINCODINGのベクトル化による高速モンテカルロシミュレーション
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概要
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スピン系のシミュレーションでは、メモリ効率と処理速度向上の観点からスピンをメモリ上にいかに効率よく配置するかが検討されてきた。最近Williamsらの提出したSuper-spin Codingはメモリのすべてのbitにスピンを対応させるという画期的なもので、従来主に使用されてきたMulti-spin Codingと比べてメモリ効率が4倍向上(IBM系)している。しかしながらWilliamsらのそのままのアルゴリズムではベクトル計算機向きになっていない。そこで今回このSuper-spin Codingのベクトル化を可能な限り行い、約5倍(M-280H比で約300倍)の処理速度を得ることができたので報告する。なお、本シミュレーションには、乱数の周期が非常に長い最大周期列乱数発生法(長周期法)による乱数列を用いた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
-
中村 彰
長崎大学工学部電気情報工学科
-
中村 彰
長崎大学工学部電子工学科
-
中村 彰
長崎大学工学部
-
森 正寿
長崎大学工学部
-
津田 義典
NEC 日本電気株式会社
-
森 正寿
近畿大学九州工学部経営工学科
-
津田 義典
長崎大学工学部
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