直交多項式による樹幹形の近似(I) : 半径を離散的関数とした場合
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概要
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樹幹曲線は幹軸上のすべての位置における半径を連ねた曲線である。したがって有限個の離散的な位置における半径を用いて樹幹形を近似することができる。ところで選点直交関数多項式は, 離散的なデータをあてはめる多項式として最適なものである。これを用いれば, 展開式の係数は離散データの各次のモーメントから, それぞれ独立に計算され, またいわゆる最小自乗法の正規方程式は必要がない。この論文は森口ら(1977)の定義した選点直交多項式P_<m, n>(x)を樹幹形表示に用いたものであるが, そのさいもとの直交関数系に若干の変形を行った。当然のことであるが, 直交関数系による近似は用いる項数を多くすれば近似度が高まるが, 期待される近似度を実現するため必要な項数を求めることができるのは, この方法の長所の一つである。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1981-12-25
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