ケショウヤナギ・オオバヤナギ・ドロノキ稚樹の器官量配分と地下部形態
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概要
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日林誌84:41〜44,2002北海道十勝地方の河畔の礫質砂礫堆でケショウヤナギ稚樹の器官量配分と地下部形態について,同所的に生育しているオオバヤナギ,ドロノキと比較検討した。個体採取地表層の粒径組成は,10cm以上の礫が80%以上を占めていた。3種の根は直根性を示し,樹高40cmまでは深さが急増して,その後は緩やかな増加であった。初期には側根がほとんど発達せず,樹高40cm以降で総太根長と総細根長の増加が著しかった。T/R比は樹高成長に伴い低下し,地上部と地下部への器官量配分に種間差はなかった。地下部への投資や早期の深度獲得を優先する伸長様式は,3種に共通の形質であり,礫質砂礫堆での定着・成長に有効な地下部形態と考えられた。
- 日本森林学会の論文
- 2002-02-16
著者
-
矢島 崇
北海道大学農学部造林学講座
-
菊池 俊一
北海道大学大学院農学研究院
-
本間 雅枝
北海道大学大学院農学研究科
-
菊地 俊一
北海道大学大学院農学研究科
-
矢島 崇
北大 大学院農学研究院
-
矢島 崇
北海道大学大学院農学院
-
矢島 崇
北海道大学大学院農学研究科
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