繰り返す喀血と限局性浸潤影により発見された炎症性気管支ポリープの 1 例

元データ 1991-01-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

50歳女性が繰り返す喀血を主訴に受診し, 胸部X線上, 左中肺野に限局性浸潤影を認めた。喀血は持続し, 陰影の改善をみないため気管支鏡検査を施行し, 左B^4入口部に表面平滑な隆起性病変を認めた。生検組織は悪性所見を認めず, 炎症性肉芽組織よりなり, 炎症性気管支ポリープと診断した。喀血および浸潤影は増減を繰り返したが, 大量喀血を呈するようになったため, 左上葉切除術が施行された。気管支ポリープの発生原因も明らかでなく, 特発性炎症性気管支ポリープと診断したが, 本病態に関する原因の解明は十分なされていない。またその頻度は稀であるものの, 悪性腫瘍などの気管支病変との慎重な鑑別を必要とし, 気管支鏡学的にも興味あるものと考えられた。

著者

副島 林造 川崎医科大学呼吸器内科
原 宏紀 倉敷第一病院内科
橋口 浩二 日赤長崎原爆病院
原 宏紀 川崎医科大学 呼吸器内科
矢木 晋 川崎医科大学呼吸器内科
橋口 浩二 川崎医科大学呼吸器内科
渡辺 正俊 井上内科医院
梅木 茂宣 川崎医科大学呼吸器内科
渡辺 正俊 川崎医科大学呼吸器内科
橋口 浩二 長崎大学医学部第2内科
副島 林造 川崎医科大学 呼吸器内科
橋口 浩二 川崎医科大学 呼吸器内科

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