気管支腔内に腫瘍病変を認めた転移性肺腫瘍症例の検討

元データ 1991-09-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

肺への遠隔転移が認められた肺外原発腫瘍で気管支鏡検査を施行した33例のうち, 12例(36.4%)に気管支腔内に転移による隆起性病変が認められた。12例の原発臓器は乳癌4例, 子宮癌2例, 直腸癌2例, 結腸癌1例, 胃癌1例, 腎癌1例, 甲状腺癌1例であった。内視鏡的には気管支内腔にポリープ状に突出した腫瘤形成型と, 気管支壁が癌の浸潤により境界不明瞭に狭窄した壁内浸潤型の2つに大別できた。前者5例, 後者7例で, 前者には腎癌, 甲状腺癌, 直腸癌, 子宮癌, 乳癌があり, 後者には乳癌3例, 胃癌, 結腸癌, 直腸癌, 子宮癌があった。手術および剖検を行った7例の組織学的検討では, 気管支壁への転移経路として, 腫瘤形成型では気管支動脈を介する経路が, 壁内浸潤型ではリンパ管を介し気管支内腔表面に出現する経路があることが推測された。

著者

松島 敏春 川崎医科大学呼吸器内科
副島 林造 川崎医科大学呼吸器内科
原 宏紀 倉敷第一病院内科
中島 正光 川崎医科大学呼吸器内科
橋口 浩二 日赤長崎原爆病院
安達 倫文 川崎医科大学附属川崎病院内科(II)
中島 正光 川崎医科大学 放射線
原 宏紀 川崎医科大学 呼吸器内科
矢木 晋 川崎医科大学呼吸器内科
安達 倫文 川崎医科大学 呼吸器内科
橋口 浩二 川崎医科大学呼吸器内科
松島 敏春 川崎医科大学
角 優 川崎医科大学呼吸器内科
橋口 浩二 長崎大学医学部第2内科
副島 林造 川崎医科大学 呼吸器内科
橋口 浩二 川崎医科大学 呼吸器内科

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